教育について-基本方針・教育課程
教育内容
21世紀型の教育 自ら考え、解決できる力を育む
アクティブラーニング
思考力を伸ばす「アクティブ・ラーニング」
教員が知識を一方的に伝達する従来の授業に対して、生徒が能動的に学習を進める授業形式をアクティブ・ラーニングといいます。
例えば、一つの課題に対して、生徒同士が意見を交わし合い、解答を見つけ出すような授業方法です。
本校では、基礎学力の定着はもちろんのこと、様々な場面でアクティブ・ラーニングの要素を導入し、生徒の思考力・判断力・表現力を伸ばします。
社会で役立つ真の学力を身につけさせると共に、来たるべき大学入試改革に備えます。
グローバル教育
世界に雄飛する人材を育てる
英語力の学習到達目標となるCan-Do Statementsを作成。
高等学校卒業時にはCEFR※による指標でB2レベル※を目指した授業展開をしていきます。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能についてバランスよく学び、英語によるコミュニケーション力を高め、英語で物事を考えることができる生徒を育てていきます。
急速にグローバル化が進んでいく現代において、社会をリードできる人材の育成が目標です。
※CEFR(Common European Framework of Reference for Languages;ヨーロッパ言語共通参照枠)は、2001年に欧州評議会(Council of Europe)によって発表された、外国語能力の参照基準です。
※B2レベル(自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。
母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる)
「話す」技能についてのCan-Do Statements
高3 |
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高2 |
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高1 |
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全生徒のGTEC for STUDENTS受験
テストを通じて「聞く」「読む」「書く」の3技能の総合的なコミュニケーション能力を測定します。高1では年2回受験し、日々の学習の手応えを得るとともに目標意識を高めます。高2の冬からは入試活用校の多い“GTEC CBT”を受験し、4技能の英語運用能力を測定します。
オンライン英会話(希望制)
英語ネイティブの外国人講師とインターネットを通して会話し、早期から「話す」技能を磨きます。日本人が英語を学ぶために最適なテキストをもとに、マンツーマンで英会話レッスンができます。
ICT教育
アクティブ・ラーニングを効果的に進め、21世紀に生きるスキルを身につける
タブレットを授業に活用
制定品として、全生徒がひとり一台ずつ、タブレットを活用。教員は授業の資料写真や映像などを効果的に提示でき、わかりやすく、きめ細かい指導が可能になります。生徒同士で資料を共有したり、情報を即時にやり取りすることが可能となり、グループ学習やアクティブ・ラーニングのツールとして思考力や表現力を育みます。また、授業中や家庭学習において様々なアプリを活用することで、効果的に学習が進められます。
校内全域 無線LAN化
グラウンドを含め校内のほとんどの場所で無線LANが利用可能。必要な時に、タブレットから情報を得たり、必要なアプリを活用することができ、自学自習に役立てられます。
デバイスパスポートテキスト(DPT)
情報授業では、生徒たちによるICT活用テキストを作成しています。コンピューター使用方法や学校の独自ルールのほか、オンライン上のマナーについても教員が体験談を交えて指導。授業で作成した小冊子は、併設の中学生にも配付して情報モラルの育成に取り組みます。
宇宙・地球の探究 ユニバーサルな探究心を目指して
高1、2年生では「宇宙・地球の探究」のプログラムが行われます。
宇宙は好奇心の宝庫です。週1回の「宇宙・地球の探究」の時間では自然科学だけではなく、人文科学、社会科学、芸術、宗教など、あらゆる切り口から宇宙・地球を学びます。
さらに、生徒たち一人ひとりが主体的に独自のテーマを設定し、宇宙・地球の探究活動を開始します。
探究活動の手法を学び、プレゼンテーションや小論文作成のトレーニングを通して、最終目標の論文発表を目指します。
このプログラムを通して、主体的に探究する手法を身につけ、社会で活躍できる力を育みます。
外部機関へ学外研修を実施
JAXA、大阪市立科学館、西はりま天文台と連携して学外研修を行います。研究員による天体の観測実習や、講演会を実施しています。
宇宙に関わる専門家を招き、講演会を開催
年に2度、専門家による宇宙に関する講演会を行います。宇宙飛行士やロケット開発の話など、多彩な講演内容を予定しています。
2年間のスケジュール
ていねいな学習指導 一人ひとりの意欲を伸ばす
学びの原点・授業
週37時間の充実した授業で、きめ細かく指導
平日は週3回7時間の授業、土曜は4時間の授業を行います。多くの授業時数を確保することで丁寧な授業を展開でき、学習内容の理解を高めます。すべての生徒がじっくりと学習に向き合える環境の中で、質・量ともに最高水準の授業を追求します。
約30日の特別講習を実施
夏休み・冬休み・春休みの長期休暇を利用して、主要5教科の特別講習を年間約30日間実施します。さまざまな分野で活躍されている専門家を招き、キャリア教育や全人教育に関する講演会などを開催。生徒が自ら進路や将来を考える機会を多く設けることで、学校生活をより充実させていきます。
放課後個別学習
自ら学ぶ姿勢と正しい学習方法を確立
志望する大学が難関であるほど、自ら計画的に学習する習慣と、正しい学習方法を身につけることが重要です。本校では、それらを確立するために、放課後学習を毎日実施。自学自習スペース「Learning Plaza」では、教員とチューターが個別指導を行い、効率よく自習が進められる環境を整えています。
※自学自習スペース「Learning Plaza 」は、19時まで開放しています。
放課後学習を通じて自己管理力を養う
本校では、クラブ活動や生徒会への参加を推奨しています。その中で、放課後学習とクラブ活動を両立するための時間の管理法を身につけ、積極性や自立心を育てていきます。
教科紹介
国 語
現代文・古文・漢文のいずれの分野においても、基本事項を丁寧に学習させます。その上で各分野の応用問題に当たらせ、基本に忠実な形で論理的に考えさせる指導を行います。更には問題の量も多くこなしていき、応用の幅を広げると同時に解答スピードの向上をも図ります。また、3年次には希望者に対して小論文指導も行います。
理 科
実験・実習から自然現象への興味と関心を育み、わかりやすい授業と丁寧なフォローで考える力を養います。多くの単元でアクティブ・ラーニングの手法を導入し、生徒どうしで学習内容をフォローし合って総合的なスキルアップを図ります。また、3年生では入試問題の演習も行い、大学入試に備えます。
英 語
教科書を中心にしながらも様々な英文にふれるという“input”を通して、より高度な題材にも十分に対処できる能力を養うことを目的とした授業を行います。また、Active Learningとしてのグループワークなどを取り入れ、listeningからspeaking、さらにはpresentationやdiscussionへとつながる段階的な言語活動を通して、“output”の能力を高めていくことを目的とした授業を展開します。
数 学
計算の正確性に加えて、筋道を立てて考える論理的思考力を養うため、授業の中で基礎学力の定着を図ります。さらに、放課後の時間や提出物のチェックを通して、生徒の理解度に応じた指導を行っていきます。また、従来の板書の時間などはできる限りICTを活用して短縮し、生徒の頭の中が常にアクティブになるような授業を展開しています。
地歴・公民
最優先事項として、知識の定着を徹底します。授業という形態を活かし、ペアワークやグループワーク、プレゼンテーションを取り入れることで、単なる暗記にとどまらず、表現できる力、資料を活用できる力、真の理解力を身につける授業を行っていきます。相手の意見を積極的に聞き、自分の意見をしっかり述べることのできる、社会に通じる力を持つ人を養成します。
個別指導
教員やチューターによるサポート
放課後個別学習では、四天王寺高等学校出身の現役大学生がチューターとなり、教員とともに放課後の個別指導を行います。英語・数学を中心に、授業の復習や質問に対応します。また生活面の悩みや相談にも耳を傾け、様々な面でサポートします。
授業進度に合ったプリントを毎週配付
週に一度、各教科の担当教員が授業進度に合わせて「今週のおすすめ」プリントを作成しています。授業に則した問題から応用問題まで、学んだ範囲を復習できるプリントで、効率的な自学自習を促し、学力の定着を図ります。