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クラブ活動 - 音楽部
音楽部 トニイホロヘハ
( 2016/10/29)
中学時代の期末考査で「この楽譜の調性は何か答えなさい。」というような出題を目にした記憶があります。
全部覚えるのは至難の技・・・。
そんな時に出てくる魔法の呪文『トニイホロヘハ』
保護者の方の中にも、耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。
トニイホロヘハとはシャープの数から調性を判断するための覚え方です。
♯系長調、♭系長調、♯系短調、♭系短調と他にもまだあるのですが、今回は♯系長調である『トニイホロヘハ』を勉強しました。
そもそも、このカタカナとドレミ音階が一致しない・・・という生徒もいたので、そこから始めました。
普段耳にしている『ドレミファソラシド』という読み方は、イタリア語の読み方になります。
そして、『ハニホヘトイロハ』は日本語の読み方です。
今回は教えていませんが、英語音名の『CDEFGAHC』もあります。
調性の話に戻ります。
『トニイホロヘハ』は、シャープ1個ならト長調、2個でニ長調、3個はイ長調…と続いていきます。
少しこんがらがるのが、6個で嬰へ長調、7個嬰ハ長調になるということ。
例えば、ヘ(♯6つ)の場合「ヘ長調」ではなく「嬰ヘ長調」と呼ぶことです。※ハも同様
嬰って何?という生徒がおりましたので、補足ですが、嬰は♯のことです。(フラットは変)
ここからは部員に説明していない話ですが、部員たちが分からなくなったらブログを見て見直す!といっていたので実際説明した内容より、少し詳しく書かせていただきます。
なぜへとハだけ嬰がつくのか?という話をするためには音部記号の横に記載されている調性について説明する必要があります。
調性について、♯や♭は付く順番が決まっています。
♯はファ(ヘ)、ド(ハ)、ソ(ト)、レ(ニ)、ラ(イ)、ミ(ホ)、シ(ロ)という順番に付きます。
ヘ(♯6つ)を嬰ヘ長調と呼ぶのは、♯が6つある楽譜の場合、「ヘ音(ファ)」の音に♯が付いているので「嬰」と言う文字が入ります。(ヘとハ以外はつきません)
以前ブログに載せたコンコーネの2番は♯1つなのでファ(ヘ)の位置に♯がついている『ト長調』ですね。
現在使用している楽譜の中には、♯系の楽譜が少ないのであまり例題は出せませんでしたが、これは何調の曲?と意識して合唱・演奏できるようになると嬉しいですね。(何もつかない長調はハ長調です。)
写真は必死に写している部員たちです。
部活後も、積極的に質問をしてくる部員もおり積極的に取り組めた時間だったように思います。
みなさん、ご唱和ください。
『♯ ト・ニ・イ・ホ・ロ・嬰ヘ・嬰ハ』
※部員からブログ見たら復習できるように、見て分かるように書いて欲しいという声がありましたので、見返して分かるように、細かく書かせて頂いております。