学校行事・クラブ活動などの紹介
保健室 「水質検査」
(2016/10/03)
文部科学省から「学校環境衛生基準」というのが出されていて、この基準に基づき、生徒たちが、安全で快適に日常生活を送れるよう、環境は整えられています。
今回は、この環境についてお話したいと思います。
まずは教室の環境について、下記の3項目についての調査が義務化されています。
当学園では、長期休暇の際、業者に委託し検査しています。
■照度及び照明環境(年2 回)
(1)照度
(2)まぶしさ
■騒音レベル(年2 回)
(1)等価騒音レベル
■教室等の空気
(1)温熱及び空気清浄度(年2 回)
(2)ホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物
(3)ダニ又はダニアレルゲン(夏期に行うことが望ましい)
続いては、『水』です。
マンションの水のタンクなどと同じで規定があります。
こちらも業者に委託して管理しています。
飲料水の検査(水道水年1 回、専用水道井戸水等は別途)
Ⅰ(1)水道水の水質
ア 水素イオン濃度 5.8~8.6
イ 色度・濁度・臭気・味 色度5 以下 濁度2 度以下
臭気・味異常で無いこと
ウ 一般細菌 100 コロニー/mℓ以下
エ 大腸菌 検出されないこと
オ 遊離残留塩素 0.1mg/ℓ以下
カ 塩化物イオン 200 mg/ℓ以下
キ 有機物等 5mg/ℓ以下
(KMnO4 消費量又は全有機炭素(TOC))
遊離残留塩素だけは、週に2回各フロアでひとつの水道を固定して検査しています。
また、各学期はじめには、美化委員・保健委員の生徒にも手伝ってもらい各フロアの水道チェックもしています。
あまり知られていない保健室のお仕事について今回は書いてみました。