学校行事・クラブ活動などの紹介
保健室 「いのちを守る」
(2016/06/21)
1年生の冬期講習で、いのちの授業という授業をさせていただいています。
いのちの尊さを感じ、自分の、また、周りの人のいのちを大切に思ってもらうことを目的としています。
今回は別の観点から『いのちを守る』一環として、教員対象の救急救命講習を行いました。
指導に来てくださったのは柏原羽曳野藤井寺消防署の隊員の方々です。
当校では、毎年この時期に全教員対象の救急救命講習を行なっています。
また毎年、中学1年生も夏期講習中に同じ内容の講習を受講しています。
救命救急で1番重要になるのは、まずは自分自身の安全を確保することです。
安全確認が出来たら、傷病者の意識の確認をします。
『意識がない!!』
人を集め、119番に連絡、AEDの要請を行ないます。
依頼できたらすぐに呼吸の確認をします。胸の動きを目視。
『呼吸してない!!』※していないかも?と不安に思うときでも胸骨圧迫してくださいとのことです。
胸骨圧迫30回に対し、呼吸の吹き込みは2回です。呼吸ははいってもはいらなくても2回したら胸骨圧迫に移ります。深さはおおよそ5cm、速さは100回/分以上です。
AEDが到着して、貼り付けているときも絶え間なく胸骨圧迫を行ないます。
AEDのアナウンスに従い『心電図解析中』や『ショック実施時』は傷病者に触らないように声をかけることが重要です。触ってしまうと2次災害が発生します。
ショックが完了したら、迅速に胸骨圧迫を再開します。
救急車が到着し、救命士さんに交代するまでAEDの指示を聞きながら絶え間なく行ないます。
胸骨圧迫の合言葉は「強く、速く、絶え間なく」です。
質のよい救急救命などの応急手当こそが、いのちを救います。
これをご覧になってご興味をもたれた方は、消防署をはじめ、日本赤十字社などいろんな専門機関が救命救急講習を行っているので受講してみてください。
大切な人のいのちを救えるのはあなたかもしれません。