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社会 「新しい地図記号」
(2016/01/30)
2年生の日本地理の授業では、各地の様子を学ぶ際に市街地図などを使用することもあります。そうした地図には、郵便局や寺院、病院などがさまざまな記号で表されています。たとえば郵便局は逓信省の「テ」に由来する記号、寺院は「卍」、など。わたしたちにはなじみのあるマークですが、日本を訪れた外国の方には、わかりにくいものも多いようです。
そこで今月初めに国土地理院が、地名や施設名の英語表記や地図記号に関する報告書をまとめたそうです。
地図記号に関しては、郵便局は手紙のマーク、寺院は三重の塔の図、など、外国人旅行者に必要と見られる18種類の施設のイメージ図を提示し、この図に基づいた記号を近く公表する予定で、今後少しずつ活用をはかっていくとのこと。
近年大阪でも、外国からの旅行客に出会うことがとても多くなりました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、これからもたくさんの方が日本を訪れることでしょう。
どんな地図記号が生まれるのか楽しみに待ちながら、この記号は外国人にはわかりにくいだろうから新しく作るといいな、と思う地図記号を探してみるのも面白いかもしれません。