教育内容紹介 一覧
社会 移民と「自由の女神」
(2015/09/18)
中学2年生では今、アメリカ合衆国発展の歴史について学んでいます。
アメリカ合衆国はイギリスからやってきた移民の人々が中心となってつくられましたが、その後、世界各地の人々が移り住み、ともに暮らす社会となりました。
有名な「自由の女神」像、この台座にはある詩が刻まれています。
「住む家なく、嵐にもまれし者を我におくりたまえ。我は黄金の扉にて灯を掲げん」 (一部抜粋 在日米大使館訳)
アメリカを目指した人々は、手続きを済ませ、自由の女神に見守られながらこの地に上陸したそうです。こうした移民たちが、西部開拓、大陸横断鉄道の建設など、アメリカ発展の大きな力となりました。
今も多くの移民(自国を離れた人)が、アメリカやヨーロッパなどに流入しています。社会生活の中で緊張や摩擦もしばしば起こっています。最近では、シリアなどからトルコやヨーロッパに大量に流入した難民(自国を離れることを余儀なくされた人々)の扱いが問題になっています。どれも大変な難問ではありますが、まずは正しく知り、考えることから始めたいものです。