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四天王寺小学校

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仏教の教え⑥【1年生・2年生・3年生】

【1年生】

1年生は『仲良くするためには』というお題で、お話しいただきました。

「友だちと仲良くするためにはどうしたらいいと思いますか。」という先生の問いかけに

「おはようと挨拶する。」「間違えたことは素直に謝る。」「優しくしてもらったらありがとうという。」など様々な意見が出てきました。

これに対して先生に『大正解』と褒めていただきました。

そして、『てんごくと じごくのおはなし』という本を読んでいただきました。天国で過ごしている人々の様子と地獄で過ごしている人々の様子の違いについてのお話でした。

地獄で過ごしている人々は、自分のことだけを考えて過ごしているので少しも楽しくありません。それに対して天国は、相手のことを考えて過ごしているので、お互いに気持ちよく楽しく過ごすことができます。

このお話を聞いて、子どもたちは、友だちと仲良くし、相手の気持ちを考えて過ごすということが深く理解できました。

     

【2年生】

2年生は、「合掌・礼拝」の意味や大切さを教えていただきました。

「仏法僧」とは、「御仏」「御仏の教え」「御仏の教えを学んでいる私たち」を表し、

この「仏法僧」を合掌して敬うことの大切さを学びました。

「合掌すれば、あなたも私も仏様」

と、先生が子ども達にわかりやすくお話ししてくださいました。

 また、江戸時代の8代将軍徳川吉宗の時代に書かれた三蔵法師が訳した経典を見せていただいたり、手に取らせていただいたりして子ども達は大興奮でした。

 三蔵法師が、600もの経典を19年もの長い歳月を費やし、訳されたことを思うと、

尊敬に念を抱かずにはおれません。

 子ども達 は、授業の最後にもう一度、小さな手のひらを合わせて、遠い昔、仏教を伝えられた方々に思いを馳せました。 

      

 

【3年生】

3年生は、仏教が入ってきた理由について学びました。

日本に仏教を受け入れた人こそ、聖徳太子様であると教えて頂きました。

その理由として、曽我氏と物部氏の争いが関係しています。

仏教に対して否定的な物部氏に対し、肯定的な蘇我氏の応援を聖徳太子様はされました。聖徳太子様は、蘇我氏と親戚ということもあり、争いごとはきらいだが、仏教を守るために戦われました。その際、聖徳太子様は自ら四天王像を彫り、「どうか蘇我氏が勝ちますように。勝ったお礼に、四天王を安置するお寺を建てます。」と願われました。そして、蘇我氏が勝ち、その際に建てた寺が四天王寺であるということです。

 

子どもたちは、その話を聞いて四天王寺はすごいと驚いた表情でした。

 

また、四天王寺にもある救世観世音菩薩のお姿は、聖徳太子様が仏様になられた姿を現しているというお話も聞いて、四天王寺に行ってみたいという声も聞こえてきました。